最近、AIを使ってWEBアプリを作るということが、以前よりずっと身近になってきました。
私自身もAIを使っていろいろなことを試している中で、「占いでも何か作れるんじゃないか」と考えるようになりました。
イケハヤさんが、『明鏡』に関連するスマホアプリを作っている、という話をよくされていました。
私は『明鏡』の購入者で、イケハヤさんの発信はリアルタイムで見ています。

それで、「あれっ」と思ったんですよね。
私はスマホアプリを作るつもりはありませんが、WEBアプリだったら作れるんじゃないか、と思ったわけです。
そして、実際に占いのWEBアプリをいくつも作りながら、ほかの占い師さんでも自作できる方法にできないかと試行錯誤しました。その過程を「占いアプリの教科書」としてまとめ、有料コンテンツとしてリリースしています。
この記事では、占いのWEBアプリを作って、最終的に占い師さん向けの有料コンテンツにするまでの流れを書いています。
期間は、2026年7月23日から8月13日までの、ちょうど3週間でした。
自動鑑定のサイトを自分で作れないかと思った
オンラインには、生年月日を入れると結果が出てくる自動鑑定のサイトが、たくさんありますよね。
ああいうものを、自分で作れないかな、と思ったんです。
それでClaudeとChatGPTに聞いてみたところ、作れますよ、という返事でした。
やっていることは、HTMLファイルを一枚作る、ということです。
じゃあということで作ってみたら、あっさりできてしまいました。
占い師が本当に欲しいものは意外と売っていない
私が一番作りたかったものは、はっきりしていました。
干支と、九星と、天体のサイン移動が、カレンダーの形で一目でわかるものです。
占いをやっていない方には、なんのことか分からないと思いますが、占い師にとっては毎日見るものだと思ってください。
問題は、この三つが一枚になっているものが、見当たらないことでした。
干支と九星だけのスマホアプリなら、あります。
でも天体のサイン移動を一か月分まとめて見ようとすると、紙の年間ダイアリーを開くしかありません。
つまり、画面と紙を行ったり来たりしていたわけです。
私は五行も占星術も扱うので、どちらか片方では足りないんですよね。
それなら三つとも一枚に載せてしまえばいい、と思って作ってみたら、数時間で形になりました。
ただし、形になっただけです。
そこから何度もAIとやり取りを重ねて、日付と時刻がぴったり合うところまで詰めました。
作れることと、実際の鑑定で使えることのあいだには、この詰める作業が挟まっています。
これを再現できる形にできないかと思った
できあがったものは、自分にとってとても使いやすいものになりました。
そうすると、同じように命術を扱う占い師さんにとっても、使いやすいはずなんですよね。
ただ、こういうものを作ってもらおうとすると、それなりにお金がかかりますし、誰かにお願いすることになります。
しかも、プログラマーさんが占いのことまで分かっているとは限りません。
占いのことが分かっていて、AIもある程度使えて、その両方の立場で作れる人は、そんなに多くないと思ったんです。
それなら、私が作ったものを他の占い師さんが再現できる形にすればいい、と考えました。
それが「占いアプリの教科書」です。
ひとつだけ、最初に線を引いておきました。
命式やホロスコープを自動で出すものは作りません。
リーディングをAIに任せるためのものではなく、占い師の活動をサポートするものとして作る、という形にしています。
コンセプトは誰に誰が何をの順番で決める
ここから先は、有料コンテンツをどう作ったかの話になります。
私がコンテンツを作るときは、まずコンセプトを決めます。
順番は、誰に、誰が、何を、です。
誰に、は命術を扱う占い師さんです。
誰が、は私で、占い師であり、WEB歴が26年あり、AIを3年以上使っている立場になります。
この二つを話しているうちに、何を伝えればいいのかが、なんとなく固まってくるんですよね。
作りたいものが先にあるのではなく、立ち位置から出てくる、という順番です。
そこまで来たら、何章に何を置くか、特典をどうするかという骨子を、大まかに作ります。
テキストが先で画像は後
制作の流れは、最初から最後まで同じ順番でやっています。
執筆プロンプトというのは、どういう文体で、どういう温度で書くのかを、かなり細かく決めた文書です。
これを先に用意しておくと、毎回同じ調子の草案が出てきます。
清書のときは、削ったほうがいい箇所や、分かりにくい箇所を書き直します。
これを本編と特典とセールスの全部でやります。
購入者サイトについては、下書きも図解もすでにあるので、それをCodexに渡してHTMLにしてもらう形です。
見ていただくと分かるとおり、テキストが先で、画像はいつも後ろにあります。
中身が全部できあがってから、セールスを書くという順番にもなっています。
前回は3か月かかった
実は、半年以上前にも、Brainで有料コンテンツを販売したことがあります。
今はもう販売していません。
そのときは、3か月かかりました。
前回もAIと一緒に作っていますし、流れもほとんど同じです。
それでも3か月と3週間に分かれた理由は、3つあると思っています。
・メインで使っていたAIが違った(前回はGoogle AI Studioで、そのたびに資料を入れ直す必要があった)
・有料コンテンツを作ることにも売ることにも慣れていなかった
・年末年始を挟んでいて、一年の運勢を読む一番忙しい時期が途中に入っていた
使っているAIの差もありますが、それより慣れの部分が大きかったと思っています。
一番しんどいのは文章の見直し
前回も今回も、一番しんどかったのは同じところでした。
文章の見直しです。
有料コンテンツを作ったことのある方なら、たぶん同じだと思います。
AIに書いてもらった文章ではあるのですが、自分が書いたように見えるところまで持っていかないといけません。
今回はその上に、もうひとつ条件が乗っていました。
読む相手が占い師さんだった、ということです。
しかも、WEBもAIも私よりは使えない、という前提で想定して作っています。
そうすると、説明をどこまで入れるかを、ずっと測りながら書くことになります。
もし相手がAIエージェントをバリバリ使っている方たちだったら、説明はかなり削れましたし、そもそもコンテンツの量も少なくて済みました。
この塩梅をどこに置くかを決め続けるところが、一番きつかったですね。
AIが使えて当たり前の場所で何を出すか
最後に、今回作りながらずっと考えていたことを書きます。
いまはもう、作る側もお客さんも、目が超えているんですよね。
みんなAIが使えることが前提になっていますし、AIで文章がバーッと出てくることも、誰でも知っています。
だから見られているのは、そこではありません。
一次情報を出せるかどうかと、その人の人となりが出ているかどうかのほうです。
占いなんて、もっとそうです。
その人がどういう人か、というところを見られています。
自分にできることは、他の人にも同じようにできるわけですよね、AIを使えば。
そうすると、自分の考え方の癖や、言葉の癖、文章の調子を、どこまで前提条件としてAIに渡せるかが効いてきます。
最初に細かい執筆プロンプトを用意しているのは、そのためです。
占いのWEBアプリも同じで、AIを使えば誰でも作れます。
そこは隠しません。
ただ、対象をしっかり絞って、真摯に占いに向き合っている方がAIを補助的に使うにはどうすればいいか、と考えていった結果、けっこう自分のオリジナルなものが出てきました。
暦のアプリだけでなく、数秘や宿曜や、世界の占いのWEBアプリまで作っています。
占い師さんの活動の一部として使ってもらえたらいい、という思いで作ったので、そこが、占いとAIを組み合わせて何かを出している他の方との違いになったのかなと思っています。
さいごに
3週間でひととおり作れたのは、AIが速いからというより、二度目だったからだと思っています。
使っているものは前回とそんなに変わっていません。
変わったのは、どこに時間をかけるかが分かっていたことのほうですね。
「占いアプリの教科書」がどういうものかは、販売者である私自身が公式で紹介する紹介サイトにまとめてあります。
この紹介サイトは、Codexを使って作っています。
よかったら見てみてくださいね。
(紹介サイトにBrainの商品ページへのリンクボタンがあります)

